
先生方、毎日お疲れ様です!
日々の授業準備、保護者対応、そして山のような事務作業…。特に特別支援教育の現場では、一人ひとりの子どもたちの実態に合わせた「個別の指導計画」や「学習指導案」の作成に、多くの時間と労力を費やされていることと思います。
「この子のために、もっと良い授業をしたい!」
「でも、指導案を作る時間がなかなか取れない…」
「自分の考えを整理したり、誰かに相談したりする時間がほしい…」
そんな先生方の悩みに寄り添う、未来の頼れる相棒が誕生しました。
その名も、**自立活動学習指導案サポーター「あきまるくん」**です!
今回は、この「あきまるくん」と対話しながら、実際に指導案を作成していく様子を、チャットログを交えてご紹介します。「AIって難しそう…」と思っている先生も、きっとその手軽さと賢さに驚くはずです!
(ちなみに、「あきまるくん」には自立活動の個別指導計画作成が得意な「おげんまる」や、6区分27項目で課題を考える「はるる」といった兄弟分もいます。この2つのチャットボットで生成したデータをあきまるくんで使うと一層効果的です。)
【実践ログ公開!】あきまるくんとの指導案作成、スタート!
それでは早速、「あきまるくん」に声をかけてみましょう。
まずは、今回考えたい授業の「題材」と「対象生徒の情報」を伝えます。これだけで準備はOK!
🤖 あきまるくんこんにちは!特別支援教育の指導案作成エキスパートのあきまるくんです。先生の自立活動の授業づくりを、対話を通してサポートします。
最高の指導案を一緒に作るために、まず最初に以下の2つの情報について教えていただけますでしょうか。この情報が、生徒さんの実態に合った指導案を作るための大切な土台になります。
① 題材の情報:決まっている範囲で構いませんので、「題材名」と「どのような活動を想定しているか(題材内容の概要)」を教えてください。
② 対象生徒の情報:指導の中心となる生徒の「自立活動の個別指導計画書」や、それに準ずる実態把握の資料(生徒の得意なこと、苦手なこと、課題、これまでの支援内容など)を、個人情報に配慮した上で貼り付けてください。
👨🏫 先生題材名:気持ちの温度差生徒情報:
- 好きなキャラクターの絵を描くことができる。
- ひらがな・カタカナ・1年生程度の漢字は習得している。
- こだわりが強く、特定の行動をやり続ける。
- やりたいことができなかったり、間違いを指摘されるとパニックになる。
- 学校生活には適応していて、毎日楽しく登校できている。(一部抜粋)
このように生徒情報を入力することで、あきまるくんはすぐに情報を整理し、次のステップに進むための質問をしてくれます。
※おげんまるやはるるで生成した生徒の課題や特性などの情報を使用すればさらに精度が高まります。
おげんまるの生成文の使用例
(ステップ5までをあきまるくんに入力)※この内容は本文と関係ありません
1. 児童生徒の情報に基づいた整理 (ステップ2)
- 好きなキャラクターの絵を描くことができる。:身体の動き (5) 作業に必要な動作と円滑な遂行に関すること。
- ひらがな・カタカナ・1年生程度の漢字は習得している。:コミュニケーション (2) 言語の受容と表出に関すること。(3) 言語の形成と活用に関すること。
- 数唱は100ぐらいまでできるが、大きい小さい、多い少ないなどの概念は未熟。計算は、2年生1学期程度の力がある。:環境の把握(5)認知や行動の手掛かりとなる概念の形成に関すること。
- こだわりが強く、特定の行動をやり続ける。:心理的な安定 (2) 状況の理解と変化への対応に関すること。
- やりたいことができなかったり、間違いを指摘されるとパニックになる。:心理的な安定 (1) 情緒の安定に関すること。(2) 状況の理解と変化への対応に関すること。
- 学校生活には適応していて、毎日楽しく登校できている。:心理的な安定 (1) 情緒の安定に関すること。人間関係の形成 (4) 集団への参加の基礎に関すること。
2. 学習上または生活上の困難の整理 (ステップ3)
- 概念の理解の困難:ことばの概念、大小・多少などの概念が未熟であることから、学習内容の理解に困難が生じている。
- パニック:やりたいことができなかったり、間違いを指摘されたりするとパニックになり、学習活動が中断されることがある。
- こだわり:特定の行動をやり続けるこだわりがあるため、学習活動への柔軟な対応が難しい。
- 背景要因:ASD
3. 3年後の姿の観点から整理 (ステップ4)
- 感情のコントロール:気持ちを切り替えたり、我慢したりすることができるようになる。
- 余暇活動の選択:幾つかのバリエーションの中から、自分で余暇の過ごし方を選択できるようになる。
4. 課題の抽出 (ステップ5)
- 概念理解の困難:数の大小や量の多少などの概念理解が未熟であるため、学習活動に困難が生じている。
- 情緒の不安定さ:やりたいことができなかったり、間違いを指摘されたりすることで、パニックを起こすことがある。
- こだわりの強さ:特定の行動をやり続けるこだわりが強く、活動への柔軟な参加が難しい。
はるるの生成文の使用例
※この内容は本文と関係ありません
分かりました。感情を適切に表現することと物事の優先順位付けを優先課題とし、分かりやすい表現で文字数制限なしで記述しますね。
では、これまでの情報に基づき、以下の文章を作成しました。
〇〇さんは、心理的な安定面において、自分の感情を適切に表現することが難しいという課題があります。これは、日常生活の中で、〇〇さんが感じた喜びや悲しみ、怒りなどの感情を、言葉や行動で周囲に伝える際に、うまく表現できないことを意味します。例えば、嬉しいことがあっても表情に出なかったり、逆に、少しのことで怒ってしまったり、感情表現が周囲とずれてしまうことがあります。
また、物事の優先順位をつけることが難しいという課題もあります。これは、複数の課題や活動がある場合に、どれから取り組むべきかを判断し、順序立てて行動することが苦手であることを意味します。例えば、宿題や遊びなど、同時に複数のことがしたい場合、どれから始めたら良いのか分からず、迷ってしまうことがあります。
🤖 あきまるくんありがとうございます。いただいた情報を拝見しました。「気持ちの温度差」という題材、そして絵を描くことが得意で、ひらがな・カタカナの習得もできているという生徒さんの実態、とても興味深いです。これを元に指導案を作成していきましょう。いくつか基本的なことを確認させてください。
- 対象学年・組、授業名(例:高等部1年Bグループ)を教えてください。
- 対象生徒の人数はどれくらいですか?
- 単元の総時間数(全何時間扱いですか?)を教えてください。
- 今回作成する本時の授業が、単元の何時間目にあたるか教えてください。
👨🏫 先生中学部2年生、5人、5時間、3時間目
基本的な情報を伝えるだけで、準備完了です。ここからが「あきまるくん」の真骨頂!
「あきまるくん」は、ただ情報を元に指導案を作るだけではありません。先生の考えを引き出し、指導の根拠となる**「題材設定の理由」**を一緒に作り上げてくれます。
🤖 あきまるくん(1) 生徒観:いただいた資料によると、…(中略)…こだわりが強く特定の行動をやり続けたり、やりたいことができなかったり間違いを指摘されるとパニックになったりする課題があるのですね。この点をもう少し具体的に、最近の学校生活でのエピソードなどを交えて教えていただけますか?
👨🏫 先生事前に見通しが持てるような声掛けをすることで参加できることもあるが、急な変更時には教室を飛び出すことがあります。
🤖 あきまるくん(2) 題材観:では「題材観」についてです。今回ご提案の「気持ちの温度計」という活動は、先ほどの生徒さんの課題である「急な変更への対応の難しさ」や「こだわりが強い」という点に、どのように働きかけることができるとお考えですか?
👨🏫 先生この授業で気持ちの変化に気づいて自分の行動を自制できるようになってほしい
🤖 あきまるくん(4) 指導観:最後に「指導観」です。生徒さんの「見通しが持てないと活動に参加しにくい」「急な変更にパニックになる」という特性を考慮すると、この授業を進めるにあたって、先生が特に配慮したい点は何でしょうか?
👨🏫 先生仲間で意見を出させながら共有していきたい
このように、**「生徒観」「題材観」「系統性」「指導観」**という指導案の骨格について、一つひとつ対話しながら深めていきます。先生の頭の中にある漠然としたアイデアが、対話を通してどんどん言語化され、整理されていく感覚です。
そして、この対話をもとに、あきまるくんが「題材設定の理由」をまとめてくれます。
🤖 あきまるくんそれでは、これまでの内容を基に「2. 題材設定の理由」の草案を作成します。
(1) 生徒観〇〇さんは、好きなキャラクターの絵を描くことや、ひらがな・カタカナの読み書きができるという強みがあります。…(中略)…事前に見通しが持てるような声かけがあれば活動に参加できる場合もあることから、見通しを立てる支援が効果的であると考えられます。(2) 題材観「気持ちの温度計」は、自身の感情の変動に気づき、行動を自制する力を育むことを目的とした題材です。…(中略)…仲間との意見共有を通して、多様な感情表現に触れることで、コミュニケーション能力の向上も期待できます。(以下略)
すごい!先生が話したエピソードや想いが、見事に指導案の文章に落とし込まれています。
骨格ができたら、次は具体的な授業計画です。
🤖 あきまるくんでは、全5時間の計画案を以下のように考えてみました。
- 第1時(導入): 気持ちの変化に気づくことを学ぶ。
- 第2時: 気持ちの温度計を知る。
- 第3時(本時): 気持ちの温度計で自分の気持ちを表現する。
- 第4時: 気持ちの温度差を共有する。
- 第5時(まとめ): 気持ちの温度差への対応を考える。
この計画案でいかがでしょうか?
👨🏫 先生これでいいです
単元全体の流れを提案してくれた上で、本時の目標設定に進みます。先生が目標に悩んでいると…
👨🏫 先生 提案してください(迷った時はあきまるくんに聞いてみてください)
🤖 あきまるくんでは、もう一つの目標として、「自分の気持ちの温度を言葉で表現できる」を提案します。いかがでしょうか?
ただ待つだけでなく、的確な提案をしてくれるのが「あきまるくん」のすごいところ。まさに頼れる同僚です。
授業の展開(導入・展開・まとめ)についても、先生の「こうしたい!」というアイデアを伝えると、すぐに指導上の留意点を含めて形にしてくれます。
👨🏫 先生楽しい時の温度を一斉に出してもらい、今の気持ちを友達と共有できるようにして終わりたいです。
🤖 あきまるくん素晴らしいまとめですね!<まとめ>
- 活動内容:本時の活動を振り返る。楽しい時の温度を一斉に出し、今の気持ちを友達と共有する。
- 指導上の留意点:〇〇さんが安心して発言できる雰囲気を作る。共有した内容を肯定的に受け止める。
そして、全ての対話が終わると…
👨🏫 先生 まとめてください
🤖 あきまるくん承知いたしました。先生との対話で、〇〇さんのための素晴らしい計画ができましたね。それでは、これまでの内容をまとめて、指導案(細案)を完成させます。
自立活動学習指導案(細案)
- 題材名気持ちの温度差
- 題材設定の理由(1) 生徒観(先ほど作成した文章)…
- 本時について(2) 本時の展開| 過程 | 活動内容 | 指導上の留意点 || :— | :— | :— || 導入 | はじまりの歌を歌う… | 落ち着いた雰囲気を作る… || 展開 | 1. 具体的な場面を提示する… | ・見通しが持てるように手順書を用意する… || まとめ | 1. 本時の活動を振り返る… | ・〇〇さんが安心して発言できる雰囲気を作る… |
(指導案全文は長いため一部抜粋)
※あきまるくんが生成した指導案をドキュメントに貼り付けたら以下のようになりました。表もしっかり表示されていますね。(PDF化して公開しています)
わずか数十分の対話で、指導の根拠が明確で、子どもの実態に即した指導案(細案)が完成してしまいました!
今回「あきまるくん」を使ってみて感じたメリットは、
- ゼロベースで作り始めるよリもはるかに早く素案となるものができる。
- 対話を通して自分の考えが整理される
- 指導のアイデアが広がる
- 指導案の質が向上する
- いつでも相談できる安心感がある
多忙な毎日を送る先生方。
指導案作成の新たな選択肢として、AIチャットボット「あきまるくん」と一緒に、子どもたちの未来を創る最高の授業をデザインしてみませんか?
📌 非会員の方々も今は使えます!
「あきまるくん」は、特別支援教育に関わる教師の皆さんが取り組む、児童生徒の課題検討の言語化をサポートする新しい相棒です。
AIの力を借りて、“一人ひとりの子どもに向き合う時間”をもっと増やしませんか?
💡 AIチャットボット「あきまるくん」は、会員のみ利用可能です。
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