保育園・幼稚園・認定こども園で使える、無料のタブレットアプリを105本集めました。どれも授業アプリライブラリに公開しているアプリで、登録もインストールもいりません。iPad・Chromebook・パソコンのブラウザで開くだけで使えます。
数や形のあそび、タブレットにはじめてふれる子のあそび、カメラで体を動かすあそび、気持ちを伝えるアプリ、園生活のスキル、そして保育者が使うタイマーやアセスメントまで、7つのシリーズに分けて紹介します。もとは特別支援学校や小学校のために作ったアプリも多いので、それぞれのシリーズに保育で使うときのポイントを書きました。
7つのシリーズ
- はじめての数・形あそび(年少・年中)(31本)
- 年長さんの数・形・時間・文字あそび(就学前)(18本)
- はじめてのタブレットに:ゆびさき・目と手のあそび(8本)
- カメラで体を動かすあそび(大きな画面でみんなで)(10本)
- 気持ちを知る・伝えるアプリ(ことばがゆっくりな子にも)(6本)
- 園生活のスキル:あいさつ・順番・切りかえ・身じたく(21本)
- 保育者が使う道具:タイマー・集団あそび・アセスメント(11本)
保育でタブレットアプリを使うときのポイント
- 短く、遊びの一つとして:1回5〜10分くらいで。あそびや生活の中のきっかけの一つとして使います。
- 保育者がそばに:特に年少さんや、はじめてタブレットにふれる子は、保育者が一緒に。できたことを言葉で返すと、やりとりが広がります。
- 大きな画面に映してみんなで:カメラで体を動かすあそびや、園生活のスキルは、テレビやプロジェクターに映すとクラスで楽しめます。
- 音の大きさに気をつけて:読み上げや効果音があるアプリは、音に敏感な子がいるときは小さめに。
- 園の方針に合わせて:使う時間や場面は、園や保護者の考えに合わせて決めてください。
1. はじめての数・形あそび(年少・年中)
「ある・ない」「おなじ・ちがう」「ひとつずつ配る」「1〜5の数」「おおきい・ちいさい」「まる・さんかく・しかく」など、数や形のいちばん最初の入り口を、絵とひらがなだけで遊べる31本です。もともとは特別支援学校の「さんすう☆1」(小学部1段階)向けに作ったアプリで、問題や声かけを読み上げます。
保育では、年少・年中の子が1人ずつ、または2〜3人で、保育者がそばについて遊ぶのがおすすめです。「じぶんの まーくは どこでしょう」は、ロッカーや靴箱のマークさがしとつなげられます。順番は、見る → くらべる → 数える → 形の流れで並べました。
2. 年長さんの数・形・時間・文字あそび(就学前)
10までの数、なんばんめ、いくつといくつ、なかまあつめ、長さや高さのくらべっこ、朝・昼・夜、季節、ひらがなとカタカナ。就学前の年長さんが、数・量・形・時間・文字に親しむための18本です。
小学校の入学前に「できるようにする」ためではなく、遊びの中で数や文字への関心を広げるきっかけとして使ってください。文字のアプリは年長の後半からがおすすめです。
3. はじめてのタブレットに:ゆびさき・目と手のあそび
タッチする・なぞる・ぬる・パズル・福笑い・おかしづくり・目の体操。タブレットの操作に慣れる最初の一歩と、目と手の協応を育てるあそびの8本です。
1回5分くらいで、短く楽しく。福笑いやおかしづくりは、できたものを見せ合って話すと、ことばのやりとりにもつながります。
4. カメラで体を動かすあそび(大きな画面でみんなで)
カメラに手をかざす、ポーズをまねる、飛んでくるものをよける、エア楽器を鳴らす。文字を読まずに、体を動かして遊べる10本です。楽器の音あてクイズも入れました。
テレビやプロジェクターに映すと、クラスのみんなで楽しめます。「ひかりあそび」は勝ち負けのない感覚あそびで、体を動かすのがゆっくりな子も一緒に楽しめます。カメラを使うアプリは、はじめに端末がカメラの使用を確かめる画面が出ます。
5. 気持ちを知る・伝えるアプリ(ことばがゆっくりな子にも)
今の気持ちを絵で選ぶ、絵カードを並べて「〜ください」を伝える(読み上げつき)、見つめて伝える、絵カードでお話をつくる、からだと心をリラックスさせる。気持ちに気づき、伝えるための6本です。
ことばの発達がゆっくりな子や、気持ちの表し方を練習したい子に、保育者がそばについて使ってください。児童発達支援や保育所等訪問支援の場面でも使えます。
6. 園生活のスキル:あいさつ・順番・切りかえ・身じたく
朝の「いってらっしゃい」、あいさつ、順番、がまん、泣きたくなったとき、怒りのブレーキ、遊びからの切りかえ、「入れて」「かして」「ありがとう」「ごめんなさい」、苦手な食べ物、早寝早起き、服の調節、身じたく、持ち物。園の毎日によくある場面のスキルを練習する21本です。
多くは自立活動のアプリ「わくわくスキル」から選びました。小学生の場面で作っているものもあるので、保育者が大きな画面に映して読み上げ、「園だったら、どんなとき?」と園の場面に置きかえて使うのがおすすめです。どのアプリも、2つの場面をくらべる見本から始まります。
7. 保育者が使う道具:タイマー・集団あそび・アセスメント
子どもが操作するのではなく、保育者が使う11本です。片付けや身じたくのタイマー、がんばりの見える化、フルーツバスケットや何でもバスケット・木とリス・船長さんの命令などの集団あそびのお題、子どもがマスをつくるすごろく、そして見取り(アセスメント)の道具です。
アセスメントの道具は、気になる子の見取りや、支援の計画づくり、保護者との話し合いに使えます。記録は端末の中で扱い、子どもの名前は入れずに使ってください。
よくある質問
無料で使えますか?
はい。すべて無料です。登録やログインもいりません。
どの端末で使えますか?
iPad、Chromebook、Windows・Mac のパソコンのブラウザ(Safari・Chrome・Edge など)で開いて使えます。インストールはいりません。インターネットにつながっている必要があります。
何歳から使えますか?
シリーズごとに目安(年少〜年中・年長・みんなで・個別に・保育者用)を書きました。年齢よりも、一人ひとりの興味や発達に合わせて選んでください。
特別支援学校や小学校のアプリを、保育で使ってもよいですか?
はい。数や形の入り口のアプリや、気持ちを伝えるアプリは、もともと幼い段階の学びのために作っています。園の子どもに合わせて、保育者が声をかけながら使ってください。
ほかにも同じようなアプリはありますか?
授業アプリライブラリには、ほかにも多くのアプリがあります。自立活動の「わくわくスキル75本」や、「自立活動・SSTで使えるアプリ」、「さんすう☆1〜数学☆5のアプリ教材」、「カメラに手をかざして遊ぶアプリ」もあわせてご覧ください。
使ってみた感想や、「園でこんな場面に使えるアプリがほしい」といった声を、ぜひお寄せください。少しずつ増やし、直していきます。


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