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盲学校(視覚支援学校)における配慮ある環境づくり【情報保障】

視覚障害のある子どもたちが学ぶ盲学校には、視覚情報を他の感覚で補うための様々な工夫があります。

盲学校を見学させていただきました💡
今回は、盲学校における配慮ある環境づくりの例をご紹介いたします。

部屋に関する情報を把握するための工夫

写真には、校長室の入り口に設置された看板が写っています。
注目すべきポイントは、以下の通りです。

  • 音声による情報補助: 校長室の看板の下には、ボタンを押すと音声で案内してくれる装置があります。その周囲には、緑色のシートが貼られており、触覚でボタンの場所を認識できるようになっています。
  • 視覚シンボルと点字: 看板には、校長室内の写真やイラストなどのシンボルに加えて、点字表記もされています。これにより、視力や触って理解する力の発達状況に応じて、情報を取得することができます。

盲学校(視覚支援学校)の専門性(情報保障・教材・指導法)

盲学校では、他にも様々な専門的な指導・支援がされています。

  • 音声による情報伝達: 授業中の音声での情報補足、音声ガイド付きの教材など、視覚情報を聴覚情報で補う工夫がされています。
  • 触覚教材: 点字の教科書や立体地図、触ってわかる模型など、触覚を利用した学習教材が充実しています。
  • 歩行移動の学習: 白杖歩行や補助者との歩行移動など、安全に移動するための学習活動が行われます。

特別支援学校学習指導要領の記載

文部科学省の特別支援学校学習指導要領においても、視覚障害教育では、以下の点について配慮することが求められています。

  • 視覚以外の感覚を活用した指導: 触覚、聴覚、嗅覚、味覚などを活用し、視覚情報を補完する指導を行います。
  • 生活に必要な知識・技能の指導: 歩行訓練、点字の読み書き、日常生活動作など、自立した生活を送るために必要な知識や技能を指導します。
  • 情報機器の活用: 拡大読書器、音声読み上げソフト、点字ディスプレイなど、情報機器を活用した指導を行います。

まとめと補足情報

盲学校では、視覚障害のある子どもたちが安心して学び、生活できるよう、様々な配慮がなされています。このような環境づくりは、子どもたちの自立と社会参加を支援するために、とても重要です。

視覚障害教育や盲学校について、もっと知りたい方は、以下の情報を参考にしてください。

  • 文部科学省: 特別支援教育に関する情報が掲載されています。
  • 全国盲学校長会: 盲学校の活動や情報が紹介されています。
  • 日本視覚障害者団体連合: 視覚障害者の支援団体です。

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