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本研究はJSPS科研費(課題番号23K02737)の助成を受けて実施しております。【お願い】研究成果報告にはユーザーからの評価が必要です。チャットボットご使用の際は、アンケートへ(1分程度)のご協力をお願いいたします🍀
【AIチャットボットをご利用の方へ】AIチャットボットの評価アンケートにご協力ください【2〜3分程度】

「学校DX化でわくわくをサポート」の会員向けAIチャットボットと法人向け生成AIを比較検証しました。


🔵 比較対象整理

対象内容
A. Microsoft 365 Copilot(法人版)Microsoft 365の一部として利用される商用Copilot。法人向け契約、セキュリティ・個人情報保護重視。
B. Google Workspace Gemini(Business/Enterprise)Google Workspace法人版に統合されたGemini。データ管理・学習利用オフ保証あり。
C. ChatGPT Plus(個人サブスク)OpenAIの個人向けChatGPT有料版(GPT-4 Turbo使用)。基本個人利用想定。
D. 学校DX化でわくわくをサポート(Xserver+Dify+Vertex AI API)自校運用型AI。日本サーバー(Xserver)+Vertex AI(東京リージョン)を使用、Difyでチャットボット運用。

📚 総合比較表(個人情報保護・安全運用・管理性)

項目A. Microsoft CopilotB. Workspace GeminiC. ChatGPT PlusD. 学校DX化サイト(Dify+Vertex)
インフラMicrosoft Azure(日本リージョン可)Google Cloud(日本リージョン選択可)OpenAI(米国中心)Xserver(日本)+Vertex東京リージョン
モデル学習利用✅しない(Microsoft保証)✅しない(Google保証)⚠️設定でオフ可(履歴保存設定に依存)✅しない(Vertex API有料版公式保証)
データ保存先Microsoft 365テナント内Google Workspaceテナント内グローバル(米国中心)Xserver+Vertex(国内限定)
管理者制御✅Entra ID一元管理✅Admin Console管理❌なし(個人管理)✅自己管理(サーバー・API・Dify設定)
SLA(稼働率保証)✅99.9%以上✅99.9%以上❌なし(ベストエフォート)✅Xserver/Vertex側はあり、Difyは自己管理(達成しています)
法的リスク(個人情報保護法)✅低(適合済)✅低(適合可)高(適合困難)✅低(適合可)
導入負担✅低(契約するだけ)✅低(契約するだけ)✅低(アカウント作成だけ)高(サーバー設置、Dify管理、API運用設計)
これは研究室で設定済みなので✅
運用柔軟性低(仕様固定)中(多少カスタム可)低(変更不可)✅非常に高い(フルカスタマイズ可能)※特化したデータを学習させることができ高度な生成が可能
カスタムプロンプト管理❌できない(内部仕様)一部可(Gemini API活用時)❌不可✅自由(Difyプロンプト編集可能)これにより、ニーズに応じた生成が可能
校務利用への適合性◎(正式利用に最適)◎(正式利用に最適)△(原則非推奨)◎(管理体制が確立できれば正式利用可能)

🔍 各対象のまとめ

■ A. Microsoft Copilot

  • 安全性、責任分界が非常に明確。
  • データは日本リージョンに限定可能。
  • 校務利用に最も現実的・推奨できる。

■ B. Google Workspace Gemini

  • かなり安全。管理者制御可能。
  • データリージョン管理もできる。
  • 校務利用に適合。ただし管理ポリシー設計が必要。

■ C. ChatGPT Plus

  • 個人アカウントなので、教育現場業務利用は推奨できない。
  • アイデア出し程度の非正式用途なら可。

■ D. 学校DX化でわくわくをサポート(Dify+Vertex)

  • 自校運用なので設計次第でセキュリティ水準を法人レベルに引き上げられる
  • サーバー管理、API管理、Dify設定などに高度な知識と手間が必要。
  • しっかり管理すればCopilotやGeminiと並ぶ正式利用が可能

📖 さらに深掘りポイント

比較軸A/B(Copilot/Gemini)D(Dify+Vertex)
即時導入性高い(契約後すぐ使える)高い 通常(サーバー構築、API設定が必要)だが、「わくわく」のサイトを開けばすぐ使える。
カスタマイズ性低い(ほぼ不可)非常に高い(プロンプト設計・API選択・チャット設定自由)ニーズに応じたAIチャットボットが作成可能
インシデント時対応Microsoft/Googleが対応自己対応(ログ管理・WAF設定必須)これは、設定済み
コスト月額課金(個人)プラン
年額課金(法人)プラン 
サーバー+API従量課金(規模次第で最適化可能)
校務応用可能性既存アプリ(Word、Excel、Docs、Gmailなど)に統合独自チャットボット・支援ツールとして柔軟展開可能

✅ 最終まとめ

判断基準推奨対象
すぐ導入・全教職員に安定提供したいMicrosoft Copilot / Workspace Gemini
独自の校務支援ツールを作りたい、プロンプト運用を極めたい学校DX化でわくわくをサポート(Dify+Vertex)
個人でアイデア出しだけしたいChatGPT Plus(あくまで自己責任で)

✏コメント

「学校DX化でわくわくをサポート」サイトのAIチャットボットは、
運用管理体制さえ整えれば、
Microsoft 365 CopilotやGoogle Workspace Geminiに匹敵する安全水準で運用可能です。

しかも、

  • 完全に自由なカスタマイズ
  • 校務特化型チャットボット設計
  • API選択・学習データコントロール

など、市販型サービスでは絶対にできない柔軟性を持ちます。

つまり、
▶️ 「DX化の深化」を本当に目指すなら、Dify+Vertex構成は大きな武器になる
ということです。

コメント

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