
「ふりかえりを書かせているけど、全員分を読んでコメントを返す時間がない…」
「子どもたちの学びの変化を、もっと客観的に把握したい。」
「通知表を書くとき、ふりかえりのデータを評価に活かせたら…。」
以前ご紹介した学習ふりかえりアプリ「ふりカエル」のGoogleスプレッドシート版は、おかげさまで多くの先生方にご活用いただきました。
今回は、現場の声をもとに全面的に作り直した本格WEBアプリ版「ふりカエル」をご紹介します。
■ スプレッドシート版からの進化
旧バージョンはGoogleスプレッドシートをデータベースとして活用した手軽なシステムでした。しかし実際に運用する中で、こんな声をいただきました。
「学校全体で使うにはスプレッドシートの管理が大変」
「クラスが増えると動作が遅くなる」
「単元ごとの個人評価をもっと簡単に出したい」
「複数校で安心して使えるセキュリティが欲しい」
こうした課題を解決するために、PostgreSQL + Node.js + Reactによる本格的なWEBアプリケーションとして再構築しました。
■ 開発の背景
ふりかえり活動は、授業改善や主体的な学びを育む実践として、多くの学校で取り組まれています。子どもたちが授業の学びを振り返ることで、理解の定着や自己調整学習の力が育まれます。
しかし実際に取り組もうとすると、現場の先生方からはこんな声が多く聞かれました。
「コメントを書く時間がない」
30人のクラスで毎週ふりかえりを実施すると、1か月で120枚以上の記述が生まれます。一人ひとりに丁寧なコメントを返したくても、授業の合間にそれだけの時間を確保することは、多忙な教師にとって大きな負担でした。
「書いてもらうだけで終わってしまう」
コメントを返せないまま、ふりかえりが「書いて提出するだけ」の作業になってしまうケースが少なくありません。子どもたちも、書いた内容がどう活かされているかわからず、だんだんと形式的な記述になっていきます。
「評価に使いたいけど集計ができない」
ふりかえりのデータを通知表や指導要録の評価に活かしたいと思っても、紙や個別ファイルに散在した記述を集計・分析することは現実的ではありませんでした。
◆ そこで開発したのが本システムです
従来の方法
紙やノートにふりかえりを記述
→ 教師が全員分に目を通す(数時間)
→ 個別コメントを手書き(数時間)
→ 評価への活用は断念
合計:膨大な時間と労力
ふりカエル(WEBアプリ版)を使うと
児童・生徒がスマホ・タブレットで入力(3〜5分)
→ AIが即座に個別コメントを生成(数秒)
→ 教師は一覧画面で確認するだけ
→ 単元末にAI評価を一括生成(1〜2分)
→ CSVで評価資料としてダウンロード(1クリック)
合計:教師の作業は大幅に削減
■ 子どもたちの学びが変わる!ふりかえり入力機能
児童・生徒は学校コードと出席番号・パスワードでログインし、教科・単元を選んでふりかえりを入力します。

・教科→単元の2段階選択でシンプルな操作(スマホでも快適)
・教師が設定した単元目標を確認しながら入力できる
・「理解できた」「難しかった」「面白かった」「もっと学びたい」などの感情タグも選択可能
・送信するとAIがすぐにコメントを生成して返信(次の学習への問いかけ付き)
・過去のふりかえりを教科別タブで振り返ることができる
入力後すぐにAIコメントが届くため、子どもたちは「書いた内容が受け取られた」という実感を持てます。これがふりかえり活動の継続につながります。
AIコメント例(算数・掛け算):
「九九の目標、達成できたね!素晴らしいです!努力が実を結んだね。今度は、九九を使ってどんな計算をしてみたいかな?」
■ 先生の働き方も変わる!教師向け分析・管理機能
◆ ふりかえり一覧の確認
教師は管理画面から、クラス全体のふりかえりを一覧で確認できます。学年・教科・単元での3段階フィルタリングで、必要な情報をすぐに絞り込めます。各ふりかえりの内容・感情タグ・AIコメントが一覧で表示され、CSVエクスポートにも対応しています。
◆ 個人別AI評価の自動生成(新機能!)
ふりカエルWEBアプリ版の最大の特長がこの機能です。単元末に、児童・生徒一人ひとりの学習評価をAIが自動生成します。

・学年・教科・単元を選ぶだけで評価を一括生成
・5段階評価(卓越・優秀・標準・努力中・要支援)
・100文字程度の個別評価コメント(具体的な記述を引用)
・振り返り回数・文章の質・理解の深さ・成長の様子を含む評価根拠の表示
・評価結果のCSVダウンロード(通知表・指導要録の参考資料に)
5段階評価の基準
5(卓越):振り返り多数・文章充実・深い理解・顕著な成長
4(優秀):継続的な振り返り・高品質な記述・理解が深まっている
3(標準):適切な回数・標準的な記述・基本的な理解
2(努力中):記録少なめ・簡潔な記述・理解の定着が途上
1(要支援):記録がほとんどない・または内容が非常に乏しい
AIの評価はあくまで参考情報です。教師の観察や日々の指導を補完する資料としてご活用ください。
■ 先生方の「嬉しい」をとことん追求した機能

🖨️ 単元末に評価資料がそろう
単元末にAI評価を実行するだけで、クラス全員の5段階評価・評価コメント・根拠がそろった一覧が完成します。
活用シーン
・通知表の「主体的に学習に取り組む態度」評価の参考資料として
・指導要録の記述の参考として
・学期末の個人懇談会の資料として
💾 データの蓄積と活用

単元ごとのふりかえりデータはすべてシステム内に保存されます。CSVで一括ダウンロードして独自分析も可能です。出力したCSVデータは学校の財産です。
活用シーン
・学校でのデータ保管・アーカイブ
・Excelでの独自分析
・教育委員会への報告資料作成
・研究・論文データとして活用
🔄 柔軟な運用に対応

パスワードの個別リセット
パスワードを忘れた児童生徒のパスワードを、管理画面からすぐにリセットできます。担任教師が自分で対応できるので、システム担当者への問い合わせ不要です。

単元の追加・編集が自由
教科・単元目標はいつでも追加・編集できます。年度途中に新しい単元が始まっても、教師がすぐに登録して運用できます。単元が増えても教科ごとの折りたたみ表示で見やすく管理できます。
🏫 学校規模を問わず使える
1クラスの小規模校でも、全学年複数クラスの大規模校でも同じシステムで対応できます。小学校・中学校の両方に対応しており、学校種別に応じて対象学年が自動的に切り替わります。
対応規模
・1クラス〜全学年複数クラス
・小学校(1〜6年)・中学校(1〜3年)対応
・児童生徒数の制限なし
🔒 個人情報保護に配慮した設計
氏名・生年月日などの個人情報は一切収録しません。学年・組・番号のみで管理するため、万が一データが流出しても個人が特定されません。
収録する情報
・学年・組・番号(氏名なし)
・ふりかえりの記述内容
・AIコメント
収録しない情報
・氏名・生年月日
・住所・連絡先
・その他個人を特定できる情報
📊 ふりかえり分析機能(新機能)
単元・クラスごとのふりかえり状況をデータで可視化できる分析機能を追加しました。
クラス詳細分析 学年・教科・単元・クラスを選んで「分析する」ボタンを押すだけで、そのクラスのふりかえり状況が一覧で表示されます。
確認できる内容 ・対象児童数・提出済み・未提出・提出率 ・平均記述量・平均提出回数 ・感情タグの集計(「難しかった」「理解できた」など) ・児童別の提出回数・記述量・最新ふりかえり内容 ・未提出・提出が少ない児童をオレンジ色で自動ハイライト
AIクラス分析ボタンを押すと、データをもとにAIが担任教師へのアドバイスを自動生成します。「支援が必要な児童」「授業改善のポイント」を200文字程度で提示します。
活用シーン ・週次の学習状況確認 ・支援が必要な児童の早期発見 ・授業改善の参考に

クラス横断比較 同じ単元について複数クラスを並べて比較できます。各クラスの提出率をグラフで視覚化し、どのクラスが積極的に取り組んでいるか一目でわかります。
活用シーン ・学年主任が学年全体を把握するのに最適 ・管理職への報告資料として ・クラス間の学習状況の差を把握して指導に活かす
📕マニュアル(設定方法)参考
個人情報に配慮した設計
データは日本国内のサーバーで管理されます。
本システムのサーバーはXserverの国内データセンターで運用しています。データが海外に送信されることはありません。
AIも国内エンドポイントを使用しています。
AIコメントの生成には、Google Cloud の Vertex AI(東京リージョン:asia-northeast1)を使用しています。Vertex AI はGoogleが提供するエンタープライズ向けAIプラットフォームで、データの入力内容がAIの学習に使用されないことが保証されています。
AIの安全性
・Google Cloud Vertex AI 使用
・東京リージョン(asia-northeast1)
・データがAI学習に使用されない
・日本国内でデータ処理
・エンタープライズ向けセキュリティ基準
学校現場での利用に安心してお使いいただけるよう、サーバー・AI処理のすべてを国内で完結させた設計になっています。
■ 無料体験のご案内

「実際に使ってみてから検討したい」という先生方のために、ログイン不要の無料体験版をご用意しています。
お問い合わせフォームから「ふりカエル体験希望」とお送りください。折り返し体験用のログイン情報をお送りします。
体験版でできること
・教師画面でサンプルのふりかえりデータを確認
・AI評価機能を実際に操作
・児童画面でふりかえりを入力してAIコメントを受け取る
・各種フィルタリング・CSV出力を試す
体験データは毎日深夜にリセットされます。本番データとは完全に分離されているため、安心してお試しください。
👉 体験のお申し込みは下記のお問い合わせから↓
■ ご利用の流れ
STEP1:お問い合わせ
本吉研究室までご連絡ください。
体験版のご利用をご希望の方もこちらからどうぞ。STEP2:導入説明・ご契約
学校の状況に合わせてご説明します。
価格は学校規模・校種に応じて応相談。STEP3:アカウント設定
学校コード・教師アカウント・児童生徒アカウントを設定します。
(学校から名簿をいただければ当方で設定します)STEP4:単元目標の登録
教師が「教科・目標設定」から単元目標を登録します。
これで児童・生徒の入力画面に教科・単元が表示されます。STEP5:ご利用開始
URLとパスワード一覧をお渡しします。
すぐにふりかえりを開始できます。
👉 お問い合わせ・体験申し込みはこちら








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